みなさん、お元気ですか?
今日のブログは、認定コーチをしています
ツダコーチがお届けします。
ツダコーチは、
長年学習塾で講師として活動をしてきました。
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お母さん、ご存じですか?
誰がどのタイミングで言うかによって、
同じ言葉でも心に刺さったり、
逆効果になるということを…
「がんばる」
という言葉を具体例にして考えてみますね。
「次の試合も、頑張ってください!」とか
「ピアノの発表会、がんばります!」とか
普段よく聞くし、
自分でも使うことが多いと思います。
「がんばる」は、
①あることをなしとげようと、困難に耐えて努力する。
②自分の意見を強く押し通す
③ある場所を占めて、動こうとしないという意味です。
多くの人が①の意味で使いますね。
それでは、
次のような場面を思い浮かべてみてください。
10歳のBくんは重い病気で入院し、
長時間の手術の後、痛みに耐えながら、
毎日苦い薬をのみ、つらくて苦しいリハビリに
精一杯励んでいるとします。
この時、
同級生で元気いっぱいのCくんがお見舞いに来て
「Bくん、がんばってね〜!」と言ったら、
Bくんはどう思うでしょうか?
(これ以上、何をがんばればいいの?
ぼくの気持ちを全然わかっていないな…)
と感じるかもしれません。
しかし、
やさしく世話をしてくれている看護師さんが
「Bくん、いつもがんばっているね!
無理しなくていいんだよ。」
と言ったら、Bくんはどう思うでしょうか?
(看護師さん、ありがとう。もっとがんばるよ!)
と思うかもしれませんね。
オリンピック選手や芸能人に
「がんばってください!」
と気軽に言う人が多いですよね。
でも
「がんばってください!」というのは、
敬語ではないので、
ホントは目上の人に使うのは、
適切ではないんです。
じゃあ、なんて言えばいいの?
と思いますよね…
「応援しています!」とか
「ご活躍を祈っています!」とかいうのが、
ふさわしい言い方です。
多くの場合、
アスリートや芸能人も気にしていないので、
トラブルにはなることは、ほとんどありませんが、
知っていた方がいいでしょう!
ところで、
「がんばる」の②の意味の自分の意見を押し通す、
いわゆる「我を張る」はトラブルにつながることが多いですね。
例えば、
「今日はファミリーレストランでご飯を食べよう。」
とお父さんが言ったのに、家から遠くにある
「高級レストランじゃなきゃ、私は行かない。」
と妹ががんばったら、話がまとまらず、
出かけられなくなってしまいます。
でもこの妹が、自分の納得できる絵を描くために
「我を張る」のは、すばらしいことだといえるでしょう。
このように、時と場合によって、
同じ言葉でも意味が大きく変わり、
うれしくなったり・励まされたり、
腹を立てられたり・トラブルになったりするんです。
今、「時と場合によって」と言いましたが、鋭い方は
その人のタイプによっても違うんじゃないと
気づいたのでは、ないでしょうか!?
例えば、人の役に立つことが大好きな人は
「チームのために、がんばってね〜」
と言われると、自分の本領発揮の場面だと感じ、
「よし、もっとがんばるぞ!」と
やる気マックスになることもあります。
でも、マイペースで行動することが大好きな人は
「チームのために、がんばってね〜」
と言われると
「俺、がんばってるじゃん!
なんで、もっとがんばらなきゃいけないの?」
と反感を買うこともあります。
そして、コツコツがんばることが大好きな人は
「チームのために、がんばってね〜」
と言われると、当然だと思い
「うん、がんばるよ…」と
あまり心に響かないこともあります。
あなたも自分とお子さんや家族のタイプを知り、
それを子育てや人間関係の向上に最大限に活用してくださいね!
最後までお読みくださり、ありがとうございました^^