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こんにちは。

「おうち受験」コーチの柴田です。

 

 

 

 

今回は

「理解力を育てる」

と言う観点から書いてみます。

 

 

頭が良い

と言う時に真っ先にイメージされるのが、

理解力ではないでしょうか。

 

 

では、

理解力とは何か

をまず考えてみましょう。

 

 

私たちは、新しいことを学んだ時に、

「わかった」とか「わからないと」と感じます。

なぜ、

「わかった」とか「わからない」

と感じるのかわかりますか?

 

 

 

 

「わかった」とか「わからない」と感じた時、

私たちの頭の中で

何が起こっているのかわかりますか?

 

 

私たちは、たくさんの知識を頭の中に蓄えています。

その知識は

乱雑に頭の中に蓄えられているのではなく、

知識のネットワークとして

それぞれの知識を関連付けて蓄えています。

 

 

私たちの頭の中には、

知識の構造があります。

理科の知識の構造とか

数学・社会の知識の構造とかがあるのです。

他にもたくさんの知識の構造がありますが、

その構造同士も

お互いに関連付けられているのです。

 

 

それらの知識の構造の基盤をなしているのが、

私たちの思考言語である

国語の知識構造です。

 

 

新しい知識が入ってきた時に、

すでにできあがっている私たちの知識の構造に

新しい知識が関連付けられて、

すでにある知識の構造にうまくつながり、

知識の構造の中に取り込まれた時、

私たちは、

「わかった」と感じるのです。

 

 

逆に、

新しい知識を関連付けるための知識が欠けていると、

新しい知識は

すでにある知識の構造と関連付けることができずに

「わからない」と感じるのです。

 

 

小学生で分かりやすい例を上げると

「割り算」が分からないと

「少数」や「分数」はまるで理解できません。

 

 

 

 

また、

「少数」や「分数」が分からないと

「割合」がまるで分かりません。

「少数」や「分数」の計算ができたとしても、

「少数」や「分数」の意味が良く分かっていないと

「割合」は難しく感じます。

 

 

「割合」は

けっこう小学生が難しく感じることが多いのですが、

これは「少数」や「分数」の計算が苦手だったり、

意味が十分に理解できていなかったりすることが原因です。

計算できて安心していても、

機械的に計算ルールだけを覚えて、

意味がしっかり理解できていない場合が多いのです。

 

 

「割合」が難しい子には、

少数や「分数」の意味に戻って教えると

誰でも理解できるようになります。

「割合」がわからないということは、

頭の良し悪しではなく

「割合」を理解するための

基礎知識が欠けているということなのです。

 

 

逆に言うと、

基礎知識を順番にきちんと習得していけば

誰にでも「割合」は理解できるのです。

 

 

ですから理解力とは、

頭の良し悪しではなく、

新しい知識を理解するための知識をもっているかどうか

にかかっているのです。

 

 

小さいころからたくさん勉強して

たくさんの知識を蓄えてきた人は

理解力が強く、

知識の少ない人は

理解力が弱くなるのです。

 

 

ですから、

がんばって勉強することは、

新しい内容を理解するだけでなく

頭を良くすることでもあるのです。

 

 

まずは、

自分の興味のある分野からでも、

本を読んで知識を増やしていきましょうね。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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