見捨てるのも強制も逆効果?勉強しない子の「やる気スイッチ」を探す方法

勉強しない子の「やる気スイッチ」を探す方法
小学生〜中学生のお子さんをお持ちの保護者の方で、

うちの子、全く勉強しなくて



どこかにやる気スイッチはないのかしら?
そんなふうに思われている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、心理学に基づいたアプローチと、エニアグラムタイプ別の心に響く声かけで、お子さんのやる気スイッチを見つける方法を紹介します。
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勉強しない子を「見捨てる」とどうなる?


親から「期待されていない」と感じた子は
親から「もう期待されていない」「どうでもいいと思われている」と感じてしまうと、お子さんの自己肯定感は著しく低下してしまいます。
愛情や関心を失う不安から、無気力や学習意欲の喪失につながったり、逆に親への反発的な態度をとる場合もあります。子どもにとって、親の愛情や関心は心の土台。この土台が揺らぐと、勉強どころではなくなってしまいます。
勉強を「強制すると」どうなる?
「勉強しなさい!」と強く言い続けるのは、一時的には効果があるかもしれませんが、長期的には逆効果です。
心理学の「自己決定理論」では、人は「自分でやりたい(自律性)」という欲求が満たされて初めて、心から湧き出る「内発的なやる気」が生まれるとされています。
勉強を強制されると、子ども自身の「やりたい」という自律性が損なわれ、学習が「やらされ仕事」になってしまいます。結果として、学習内容が身につきにくく、長続きしません。
結局どうしたらいいの?子どものやる気スイッチを探す方法
「見捨てる」でも「強制」でもない、子どもの内側からやる気を引き出すには、以下の3つの欲求を満たす関わり方が重要です。


1. 自律性を引き出す
「どの教科から始める?」「今日はどの問題集を解く?」など、選択肢を与え、学習の主導権を握っている感覚を持たせる。
2. 有能感を高める
「昨日より5分長く集中できたね」「この問題、解けるようになったんだ!」といった具体的な事実を褒め、「やればできる」という自信を育む。
3. 関係性を深める
「勉強したくないんだね」「疲れているんだね」と、まず気持ちに寄り添い、受け止める。味方であることを伝える関わりが、安心感と信頼関係を育む。
エニアグラムタイプ別:心に響く「声かけのヒント」
一人一人性格が違うように、心に響く「やる気スイッチ」も違います。お子さんのエニアグラムタイプに合わせた声かけは、やる気を引き出すのにとても役立ちますよ。
タイプ名 | 特徴 | 心に響く声かけのヒント |
理想の実現を目指す戦士(タイプ1) | 完璧主義者 | 「完璧じゃなくても大丈夫だよ」「まずはやってみよう」と、失敗への許容を促す。 |
頼まれると張り切るヒーラー(タイプ2) | 助けたい人 | 「○○が頑張ると、お母さん嬉しいな」と、他者への貢献意欲を刺激する。 |
羨望を集めるヒーロー・ヒロイン(タイプ3) | 達成する人 | 「次のテストで○点取ったらすごいね!」と、目標達成や成功のイメージを持たせる。 |
夢見る魔法使い(タイプ4) | 個性的な人 | 「あなたらしいユニークな解き方だね」と、独自性や感性を尊重する。 |
とことん突き詰める賢者(タイプ5) | 調べる人 | 「これについてもっと詳しく調べてみない?」と、知的好奇心や探求心をくすぐる。 |
忠実な聖職者(タイプ6) | 信頼を求める人 | 「お父さん・お母さんはいつもあなたの味方だよ」と、安心感と信頼を伝える。 |
社交的なトレジャーハンター(タイプ7) | 楽しさを求める人 | 「ゲーム感覚で問題を解いてみようか」と学習に楽しさやワクワク感を取り入れる。 |
人情味あふれるボス(タイプ8) | 挑戦する人 | 「この難問にチャレンジしてみない?」と、挑戦意欲やリーダーシップを刺激する。 |
穏やかな空気をまとう仙人(タイプ9) | 平和を好む人 | 「自分のペースでゆっくりでいいんだよ」と、穏やかで安心できる環境を整える。 |
保護者が今すぐできる3つのアクション
難しく考えず、今日からできるシンプルな3つのアクションから始めてみましょう。
- 子どもの話を「傾聴」する
- まずは子どもの言い分や気持ちを遮らずに聞きましょう。なぜ勉強したくないのか、その背景にある感情を理解することが第一歩です。
- 学習環境を「物理的に」整える
- スマートフォンやゲーム機が視界に入らないようにするなど、勉強に集中しやすい物理的な環境を作ることも大切です。
- 小さな目標を「一緒に」立てる
- 「まず漢字を5個覚える」など、達成しやすい小さな目標を子どもと一緒に設定し、成功体験を積ませましょう。この「できた!」の積み重ねが自信になります。
お子さんの「やる気スイッチ」を理解し、今日から無理のないサポートを始めましょう。見捨てず・強制せず、温かい伴走者としてのお母さんの存在が、お子さんの自立した学習を育みます。
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