小5で偏差値40からの中学受験は意味ある?悩んだら読んで

はじめに:偏差値40で絶望していませんか?
小5のお子さんが塾の模試で「偏差値40前後」、
しかも苦手科目も多い……。

この先、本当に受験する意味があるの?



もう志望校は諦めた方が良いの?
と、不安と焦りがつのる保護者の方も多いのではないでしょうか。
実際、SNSや検索でも
「偏差値40から中学受験」
「逆転可能性」
「志望校下げるべきか」
など、同じ悩みを持つ方の声が多く見られます。
しかし、
偏差値40という数字は思っているよりもずっと
多くの可能性と“伸びしろ”を秘めています。
この記事では、「偏差値40からの中学受験」の意味を根本から見直し、受験に向けて今何をするべきか、どんな心構えで親子が取り組むと良いか、プロの視点で解説します。
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偏差値40は“下”ではない?正しく理解しておきたい数字の意味


偏差値の本当の意味を知る
偏差値40は、世間一般では
「低い」「どこも入れない」…
そんなイメージを持たれがちです。
しかし、この数字は決して
“絶望”の印ではありません。
- 偏差値40は“中学受験集団”の中での位置
- 模試を受けているのは、全国の全小学生ではなく、“わざわざ受験を志す子どもたち”です。
その中での偏差値40とは、一般の小学生全体で見れば「上位グループ」に位置しています。
- 模試を受けているのは、全国の全小学生ではなく、“わざわざ受験を志す子どもたち”です。
- 例:高校受験と比較すると…
- 中学受験の偏差値40は高校受験で言う偏差値60に相当。
すなわち、小学校の学習内容は完全に習得し、応用問題もある程度解けるポテンシャルがある状態です。
- 中学受験の偏差値40は高校受験で言う偏差値60に相当。
- 模試の「母集団」に注意
- 塾によって母集団が異なり、難関校志望の子どもが多数を占める模試ほど、偏差値の分布はより“高偏差値にシフト”します。
偏差値は「相対値」――ゴールではなく、今の出発点
受験を目指す子の中での位置であって、全国平均ではありません。
「偏差値40だから…」とネガティブになるのではなく、
「これからどれだけ伸ばせるか」という“伸びしろ”にも目を向けてあげてください。
「このままで中学受験する意味あるの?」という悩みへの答え


小5の時期こそ、“伸びしろ”の宝庫
小5は「つまずき」や「苦手意識」が表面化しやすい時期。
塾の内容がぐんと難化し、ついていけなくなりやすい学年です。
しかし、小5~小6にかけて「爆発的に偏差値が上がる」お子さんは珍しくありません。
偏差値40台がぶつかる4つの壁と処方箋
①塾は通っているが“授業が理解できない”
②家庭学習ゼロ・塾頼み
③宿題はこなすが“苦手分野は放置”
④家で工夫しているのに“上げ止まり”
いつ「やめた方がいい」か?
やめるべきか否かの判断は「今の偏差値」だけではできません。
むしろ…
- お子さんに「チャレンジしたい」気持ちが残っているか
- 受験までの期間で“テーマを持った”努力ができる余力があるか
この二点で判断するのがベストです。
中学受験は“ゴール”ではなく “きっかけ”
受験勉強を通じて自己管理力や基礎学力を培った経験は、この先の高校・大学受験、その後の人生にも続く、かけがえのない資産になります。
偏差値40の子が得ている「見えない宝物」
- 勉強を継続する力
- 苦手を克服するための工夫・粘り強さ
- 仲間や親との「支え合い・挑戦する喜び」
成績や数字だけを追いかけず、「どう変わったか」という成長実感を大切にしてください。
志望校を変える?やめる?判断に迷ったときの考え方
目標を変える=「逃げ」ではない
模試や本番の判定で思うような数値が出ず、
「今の志望校は高望みでは?」
「このまま目指していいのだろうか」
と迷う瞬間があります。
- 志望校を下げるか、挑戦を続けるかの決断は小6の秋~直前期でも充分間に合います。
- 初志貫徹でがんばるのも素晴らしいですが、本人の気持ちが折れそうな場合、目標や受験校群の調整も「最善の選択」です。
「目標校を下げるとやる気も下がる」の真実
- よくある誤解ですが、「目標を下げる=努力も下げる」ことにつながるお子さんは多いです。
- 目標は高いままで併願校を増やしたり、チャレンジ・実力・安全のバランスを組み直すのも一手。
「過去問」の徹底活用で合う学校を見出す
- 過去問を早めに解き始めることで、「その学校の求める力」や「お子さんとの相性」が分かる。
- 子ども本人が「この学校の問題は好き」「ここはちょっと苦手」と実感するまで、ギリギリまで“下げずに頑張る”のも有効。
- 本当に「この学校が合っている」と感じる学校を最後に選ぶ、というのが最も納得度の高い進路選択に繋がります。
「最終的にどこを受けるか」は直前でOK
私立中受験の場合、受験校は複数選択できます。
本命校の受験日、チャレンジ校・安全校のバランス、過去問の手応え…
すべてを見て、直前に微調整しても決して遅くはありません。
中学受験:今の悩みは何ですか?よくある親御さんのQ&A
- この成績で志望校は夢でしょうか?
-
小5の偏差値40はまだまだ伸びる可能性が大きい。特に夏~6年生2学期までの間に飛躍するケースも多いため、今時点で「夢」と断じる必要はありません。
6年生の9月の模試で「志望校-5」以内の偏差値が取れていれば、そこから合格を狙えると言われています。
- 苦手科目が多すぎて何から始めたらいいか分からない
-
「全部できるように」と焦るのではなく、まずは配点の高い算数・国語といった主要科目の基礎から始めましょう。
算数:小学校の内容(教科書レベル)を確実に理解し直す、計算ミスを減らすことが第一歩。
国語:読解問題が苦手なら、まずは毎日短い文章を読み、要点をまとめる練習を継続。
- 国語が苦手、他の教科まで成績が伸びません
-
国語力=全ての科目の“土台”。国語を上げることで理科・社会にも波及効果が出ます。
一度国語の基礎読解が身につくと、成績が落ちにくくなるのも特長です。早めの読解力強化をおすすめします。
- 塾のカリキュラムについていけません
-
上位層中心のカリキュラムが原因の場合も。塾の担当や教室長に相談し、「復習」重視への切り替え、もしくはボリュームゾーンの子が多い教室への転塾もおすすめ。
偏差値30台が半年以上続く場合は、塾の学習スタイルが根本的に合っていない可能性大。
- 周囲と比べてしまい焦りが募る
-
模試や順位が出るたびに不安が増すのは当然です。しかし「昨日の自分」「先月の状態」と比べ、どこが成長したか・何に取り組めたかを一緒に確認しましょう。
中学受験で最も大切なのは、「勉強の持続力」と「粘り強さ」。順位や偏差値はあくまで“チェックポイント”です。
- テストが多すぎて、親子で心が折れそう
-
小学生はテスト慣れも目標のひとつ。回数を重ねることで、結果に一喜一憂しない“耐性”が身につきます。
点数の上下で自信を失わず、「苦手を見つける訓練」「次の課題発見のため」と前向きにとらえましょう。
偏差値に振り回されず、今の『子ども』と向き合おう
結果<“プロセスの成長”を見逃さない
- 偏差値や順位は【成長過程の途中経過】です。
- 目の前のお子さんが「どんな力をつけているのか」「何に前向きに挑戦できているか」に目を向けてください。
受験は「人生の最終ゴール」ではない
- 中学受験は“途中の通過点”。この1年で得た「自分なりの学習プロセス」や「失敗を乗り越えた経験」こそ、お子さんの力になります。
- 挑戦を応援し、失敗も「プロセス」として認めてあげる親の姿勢が、子どもにとっては何よりの安心材料です。
「褒める」「認める」が成績アップの第一歩
- 努力できた日、小さな“できた”を親が見つけて声に出しましょう。
- 目標へ到達しなくても、プロセスの中にある「小さな挑戦」を見逃さず認めてあげてください。
悩んだときこそ、中学受験のプロに頼るという選択を
ひとりで抱え込まない、専門家を活用する理由
- 保護者自身だけの判断軸で悩みを抱えると、「不安」や「間違った情報」に振り回されやすくなります。
- プロの個別サポートは、客観的なデータや成功・失敗事例を基に、お子さんに合った実践的アドバイスを提供します。
現役コーチの支援で得られること
- 苦手教科・伸び悩みの分析と、その子に最適な勉強法の提案
- お子さんと保護者双方への「気持ちの整理」「現実的な志望校選び」「メンタルサポート」
- 受験勉強だけでなく、その後に続く「自分で学ぶ力」の育成を重視
詳しくはこちらの記事で紹介しています


小5・偏差値40から“逆転”する7ステップ
小学5年生で現状偏差値40、今から逆転するステップについて解説します。
ステップ | 具体策 | 目安時期 |
① 数字の意味を親子で共有 | 偏差値40=小学生全体の偏差値60相当であることを共有 | 今すぐ |
② 生活リズムを整える | 睡眠・食事・運動で脳をフル稼働 | 1週間以内 |
③ “基礎の基礎”穴埋め | 算数の四則計算・国語語彙を1日30分 | 1か月 |
④ 科目ごとに“目標‐現状差”を可視化 | 模試の偏差・単元別正答率を書き出す | 1か月 |
⑤ 週1回の“作戦会議” | 親子で学習計画と実績を10分レビュー | 習慣化 |
⑥ 小6春までに“偏差値+5” | 基礎徹底+得意分野先取り | 約半年 |
⑦ 小6夏以降は“学校別対策” | 過去問→相性判定→得点力養成 | 小6夏~ |
おうち受験コーチングでは、性格タイプや目標、今の学習状況に応じたアドバイスを行っています。
中学受験で偏差値40――
それは決して、ゴールではなく“飛躍の入口”。
焦る気持ち、悩みに寄り添いながら、お子さんの新しい一歩を、一緒に応援させていただきます。
まとめ|「偏差値40から」でも伸びる!迷った時こそ、親子の“対話”を
- 偏差値40は決して“劣等生”や“絶望”の印ではありません。むしろ今後の“伸びしろ”がまだ大きく残っています。
- 保護者が「大丈夫」と伝え、子どもの変化や努力をしっかり見つめることで、自己肯定感や粘り強さが育ちます。
- 悩みや迷いは、プロの視点や実践例を活用しながら、焦らずじっくり「親子で会話」していけば確実に扉が開きます。
お子さんの「今」と「これから」を大切にしたい――
そんな気持ちを持つすべてのご家庭に、この記事がお役立ていただければ幸いです。
どんな小さな不安も遠慮なく相談してくださいね。
\お子さんへの声がけ方法が分かる!/
9つのタイプ診断はこちら