こんにちは!
なかなか質問できない内気なお子さんが
先生に質問しなくても自力で成績をあげられるようになるのをお手伝いする
学習習慣コーチの榊間かおりです。
・成績が上がると思ったのに逆効果だった
私が小6の夏から
担当した男の子の話です。
勉強が嫌いで、
小4で塾に入ったときから2年間、
お母様が一生懸命隣で
勉強を見てあげて
いたのにも関わらず
塾での小テストが
5割くらいしか
とれなかったとのこと。
お母様は、
「一緒に勉強しているのですが、
私の言うことは中々聞いてくれないんです。
正しい勉強の仕方が
わからなくて
テストでも結果が出なかったので、
当然のように子どもは
勉強が嫌いになってしまって…。」
と困っていらっしゃいました。
・勉強嫌い→「週に18回(笑)、自分で勉強を始める!」発言
でも、
3ヶ月のサポート後には
こう話してくださいました。
「長時間勉強させることや
キツく叱ることで
成績があがると思っていたけれど、
違ったのだと分かりました。
最近は、私から見ても子供に
勉強しようという気持ちが感じられます。」
と。
サポートの結果、
1学期の成績が29(5×9教科の合計45中)だったのが、
サポート後の2学期には、合計35まで「6」も上がりました。
(この地域では小学校の成績で5段階評価をもらいます。)
また、お母さまがつきっきりでも
5〜6割だった塾でのテストの点数が、
8割を取れるまでになりました。
学校の授業でも毎コマ分からないところがあったのが、
だいたい分かるようになってきて、
宿題にかける時間も30分から20分に10分の短縮。
3ヶ月目最後のセッションでは、
お子さん自身がこのように発言してくれるようになりました。
「前は自分で勉強を始めることはなかったけれど、
今は週に2〜3回、自分から始められるようになった。
だから、小学生のうちに週に18回、
自分で始められるようになる!(笑)
◯◯(将来の夢)になるために、自分のために、勉強する!」
と。
(1週間は18日もありませんが、
そのくらいの気合いで頑張る!というニュアンスです。)
勉強をする理由が見つからなかったことも、
勉強に意識が向かない
大きな原因の一つだったのだろうと、
セッションを通して感じました。
生徒さんには
「なんで勉強しないといけないの?」
と聞かれるよりも先に
こちらから問いかけ、考えてもらいました。
将来について
ゆっくり考えたことがなかったそうで、
よい刺激になったようで、
勉強と将来が徐々に結びついてきたようでした。
このお子さんも、初めのうちは、
私の問いかけに困ったように笑いながら
お母様の方を見て回答をすることが多かったり、
「高校には、行っていなさそう。難しそうだから」
という発言があったり、
今週がんばれたことはある?→「ないっ!」
もっと出来たのになと思うことはある?→「ないっ!」
という反応がよく見られました。
サポート内容は、
「分からない」も含めた答えを受け止め、
その上で事実を細かく分けて認めたり、
反省ばかりではなく
その先を見られるような質問をしたり、
問題を整理して
解決方法を一緒に考えたり、
といったものです。
生徒さんのペースに合わせて話していると、
「高校へは行こうかな。」と言ってくれたり、
「これは頑張れたことと思っていいんだ。」
と思ってもらえるようになりました。
・個別塾からよく聞いてきた、このお悩み
もし、勉強の気分が乗らないときに(そうじゃなくてもですが;)
「いいから勉強しなさい!」
「ひたすら書いて覚えなさい!」
「とにかくこのワークやっとけば大丈夫!」
という突き放したような、
ともすれば杓子定規な対応をされると
やる気にはなりにくいですよね。
ただ、親御さんの心の中から、
「それは分かっているのだけど、
じゃあ何を言ったら良いの?
何も言わなかったら勉強なんてしないし、
塾に行ってもその時間だけしか勉強しなくて困っているんです!」
という声が聞こえてくるようです。
実際、個別塾にいた頃から、
この悩みは本当によく聞いてきました。
そんな親御さんの話や
勉強しない(?)お子さんの話を
真面目に受け止め、
その親子の「今」の状況に合わせて、
その親子が「次」に目指したいところに合わせて、
一緒に方法を探すお手伝いをさせていただきます。
「自分のことは自分で考えてもらう。」
そのヒントや材料をたくさんお出しします。
そういったことを
地道に繰り返すことで、
毎日の勉強が嫌いになってしまう
お子さんを減らせるし、
自分の人生を、
自分で舵取りできようになる
お子さんが増やせると、
本気でそう思っています。
まずは
「習慣化するまでの3ヶ月!」
一緒に頑張ってみようかな、
と思えたら嬉しいです。