副教科の内申点が低い中学生へ|上げるためにできること7選

はじめに:なぜ「副教科の内申点」が大事なのか?
高校受験において
主要5教科 | 国語・数学・英語・理科・社会 |
に加えて
副教科 | 音楽・美術・保健体育・技術家庭 |
の内申点も非常に重要な役割を果たしています。

特に東京都をはじめとする複数の地域では、副教科の内申点が1.5〜2倍に換算されるため、5教科の成績が良くても副教科で点を落とすと内申点の合計が大きく下がり、志望校合格の可能性が狭まってしまうことがあります。
さらに、推薦入試や一部の私立高校でも副教科の内申点は重要な評価対象となっており、成績次第では出願すらできないというケースも珍しくありません。
では、なぜ副教科の内申点が伸びにくいと感じる生徒が多いのでしょうか。その理由と、具体的な改善策を詳しく見ていきましょう。

副教科の評価のされ方:主要教科とどう違う?
主要5教科は定期テストの得点が評価の中心ですが、副教科は「平常点(授業態度・提出物・実技)」の比重が大きくなります。
- 知識・技能
- 思考力・判断力・表現力
- 主体的に取り組む態度
の3つの観点から多角的に評価されます。
副教科の定期テストは年に1~2回と少なく、授業の中での取り組み/提出物/実技での姿勢が成績に大きく影響します。
つまり、副教科の成績を上げるポイントとして
- 授業中の態度
- 提出物の質
- 実技への取り組み
が評価のカギになるのです。
よくある勘違い:「副教科は頑張っても上がらない?」

副教科は苦手だから頑張っても成績が上がらない



テストの点数さえ取れればいい
と思い込んでしまう生徒が多くいます。
しかし、
副教科の内申点はテストの点数だけでは決まりません。
たとえ実技が苦手でも、「一生懸命やっている姿勢」が高く評価されることもあります。
また、副教科のテストは暗記中心の内容が多く、比較的短期間でも得点を伸ばしやすいという側面もあります。
つまり、正しい努力をすれば、副教科でも4や5を目指すことは十分に可能なのです。
副教科の内申点を上げるために今すぐできる工夫(7選)
1. 授業態度を見直す
- 先生の話をしっかり聞く
- 指示にすぐに従う
- 積極的に発言や質問をする
2. 提出物は必ず期限内に丁寧に出す
- ワークやプリントは丁寧さ・完成度を意識
- 作品づくりは手を抜かず、仕上げまで頑張る
3. 実技や実習には全力で取り組む
- 苦手でも「一生懸命さ」は評価される
- グループ活動では協調性を大切に
4. 定期テスト対策は早めに開始
- 教科書・ノート・配布プリントを徹底活用
- 出題傾向を分析し、よく出る内容を重点的に暗記
5. 授業中のメモ・ノートを充実させる
- 先生の話したポイントを積極的にメモ
- 後から見返して復習できるように整理
6. 分からないことは積極的に質問する
- 理解が深まるだけでなく、先生へのアピールにも
7. 日常生活で副教科の知識を活用する
- 家庭科で学んだ調理や裁縫を実践する
- 美術作品を趣味で作ってみる
【副教科】教科別・具体的な対策
まず、どの教科も、教科書に書いてあることを丁寧に読み込むことが大切です。
特に「めあて」のところに記載されている内容は、この単元で身につけて欲しいことなので意識して取り組むですとか、授業の際の感想に「めあて」に関する内容を入れましょう。
音楽


・楽譜の読み方、音楽用語、作曲家名を暗記
・歌やリコーダーは自主練習を重ねる
美術


・作品名・作家・技法を暗記
・制作時は丁寧さと工夫を意識する
保健体育


・競技ルール・体の仕組み・健康知識を理解
・実技は積極的に参加し、チームワークも大切に
技術家庭


・道具の使い方や作業手順を理解
・家庭科では栄養・調理・裁縫の知識を活かす
・レポートや実習ノートは丁寧に仕上げる
副教科の内申点アップがもたらすメリット
- 高校受験で有利になる
- 推薦入試や私立受験の選択肢が広がる
- 主要教科で取りこぼした分をカバーできる
- 当日点が伸びなかった場合でも内申点で救われることも
まとめ・注意点
副教科は苦手でも4は狙える教科です。
ポイントは「普段の取り組み」にあります。
定期テストの点数だけでなく、授業中の姿勢や提出物、実技への取り組み方など、日々の積み重ねが評価に繋がります。
主要教科と同じくらいの意識で対策し、先生とのコミュニケーションも大切にしましょう。
おうち受験コーチングでは副教科の内申点アップもサポートしています
『おうち受験コーチング』では、主要5教科だけでなく、副教科を含めた内申点の上げ方も個別にサポートしています。



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