君の作文、話し言葉だらけかも?!中学受験・高校受験で差をつける「書き言葉」のコツ
皆さん、こんにちは!受験コーチの鈴木詩織です。
作文って、ちょっと苦手意識を持っている人もいるかもしれませんね。
でも大丈夫!コツさえつかめば、作文は決して難しいものではありません。
今日は、皆さんが作文を書く上で特に注意すべき点、
「話し言葉」と「書き言葉」の違いについて、詳しく解説していきますね。
皆さんは、普段お友達と話すときのような言葉遣いで作文を書いてしまっていませんか?
実は、話し言葉と書き言葉は、異なる点が多いのです。
作文では、書き言葉で書くことが重要になります。
例えば、「そしたら」と書くべきところを「そうしたら」と書くなど、
ちょっとした違いですが、これらが積み重なると、
作文全体の印象が大きく変わってしまいます。
【1】これだけは避けたい!確実に減点されるNGワード
まずは、絶対に避けるべきNGワードを紹介します。
これらを使っちゃうと、確実に減点対象になるから要注意!
1. 文字が抜けているもの
- 「そしたら」→ 「そうしたら」
- 「けど」→ 「けれど」
- 「君って」→ 「君は」
- 「いろんな」→ 「いろいろな」
ついつい省略してしまいがちだけど、作文ではきちんと正しい言葉遣いを心がけよう。
2. ら抜き言葉
- ✕:今日の午後、公園に来れるそうだ。
- ○:今日の午後、公園に来られるそうだ。
「ら抜き言葉」は、話し言葉ではよく使うけど、書き言葉ではNG!
「~れる」ではなく、「~られる」を使うようにしよう。
3. い抜き言葉
- ✕:この本を読んでるから待って欲しい。
- ○:この本を読んでいるから待って欲しい。
「い抜き言葉」も、書き言葉では使わないように気をつけよう。
4. 流行語
- 「ガチ」→ 「真剣に」「本当に」
- 「ヤバい」→ 「大変だ」「すごい」
- 「エモい」→ 「感動的だ」「情緒的だ」
- 「きゅんです」→ 「ときめきます」
- 「推し」→ 「好きな○○」 ※○○に好きなものを入れる
- 「神」→ 「素晴らしい」「最高の」
【2】要注意!減点される可能性がある言葉
次は、減点される可能性がある言葉たちです。
これらは、必ずしも減点されるとは限らないけど、より丁寧で正確な表現を使うように心がけましょう。
- 「ちゃんと」→ 「きちんと」
- 「やっぱり」→ 「やはり」
- 「もっと」→ 「さらに」
- 「だんだん」→ 「次第に」
- 「やっと」→ 「ようやく」
- 「だいたい」→ 「およそ」
- 「いっぱい」→ 「たくさん」
- 「どっち/あっち/そっち/こっち」→ 「どちら/あちら/そちら/こちら」
- 「~じゃない」→ 「~ではない」
- 「でも/だけど」→ 「だが/しかし/けれども」
- 「いい感じ」→ 「良い感じ/良い具合」
- 「ムカつく」→ 「腹が立つ、イライラする、嫌悪感を抱く」
- 「すごい」→ 「激しい、並外れている、素晴らしい、見事だ」
- 「こんな/あんな/そんな/どんな」→ 「このような/あのような/そのような/どのような」
- 「こんなに」→ 「これほど」
- 「いい感じ」→ 「良い感じ/良い具合」
- 「みたいな」→ 「のような」
- 「〜とか」→ 「〜や」
まとめ:書き言葉マスターで、高得点を目指そう!
どうでしたか?
話し言葉と書き言葉の違い、理解できました?
これらの違いを意識することで、皆さんの作文はより洗練されたものとなり、
読み手に好印象を与えることができるでしょう。
作文を書く際は、お友達に話すときのような軽い気持ちではなく、
先生に手紙を書くときのような丁寧な気持ちで臨むことが大切です。
さあ、今日から「書き言葉」を意識して、
ワンランク上の作文を目指しましょう!