中学受験勉強法:成績が良い子のノートはここが違う
中学受験のために毎日一生懸命勉強しているのに

模試の成績がなかなか上がらない



覚えたはずのことをすぐに忘れてしまう
――そんなお悩みを抱えていませんか?
実はその原因、
「ノートの取り方」にあるかもしれません。
今回は、受験コーチング協会で実施したセミナーで実際に寄せられた声や具体的な改善事例をもとに、成績を上げるノート術をご紹介します。


「ノート」への違和感、こんなことありませんか?
おうち受験コーチングのノート指導セミナーで最も多かったのは、こんなお悩みでした。



板書を写すだけで、先生の口頭の説明は一切メモしていない



複数ノートを教科別に分けておらず、どこに何があるか分からない



ノートを書くだけで満足して、見直しを全くしていない



算数の計算があちこちに散らばっていて、ミスが多い



そもそもノートを“学びの道具”として活用できていない
これらはいずれも、ノートの“目的”を意識せずに書いている状態です。
重要なのは、「ノートをきれいに書くこと」ではなく、「ノートを使って学びを深めること」。
そのためには、目的別のノート活用がカギになります。
成績が伸びる子は、ノートの使い方が違う!
セミナーでは、実際に成績が伸びたご家庭のノート改善例が多数共有されました。
事例1:算数のケアレスミスが多かった小6男子
【Before】
以前は、計算をノートの空いたところにバラバラと書き、どこが間違えたか自分でも分からない状態。


【After】
「計算は1問ずつ、縦にそろえて書く」ようにしただけで、ミスが激減!!
さらに、「どこで間違えたか・どうすれば防げたか」を一言メモする習慣をつけたことで、模試の得点も安定してきました。
事例2:板書だけ写していた小5女子
【Before】
授業中、黒板の文字は写すが、先生の口頭説明は一切ノートに残っていない状態。


【After】
セミナーで「授業で“へぇ”と思ったことを1つだけ書く」ことから始めるようアドバイスしたところ、「印象に残った言葉メモコーナー」をノートに設け、自発的に書くように!!
今では授業内容の理解も深まり、質問の質も上がったとのこと。
ノートの目的、明確にしていますか?
お子さんのノート、こんなふうに使い分けていますか?
目的 | ノートの書き方 |
授業の記録 | 日付・単元名・ポイントを整理して記録。 後で見返しやすいよう、タイトル・番号・余白を活用。 |
ミスノート | 間違えた問題+その原因+対策を書き出す。 赤・青・緑などで色分けして分類。 |
暗記用まとめ | 教科書・テキストの要点を、短い言葉で自分なりに言い換えて記録。 語呂合わせや図解も◎ |
思考整理 | 文章題や記述問題での考え方を、矢印や図で整理。 間違えてもOK、思考過程重視。 |
このように「目的に応じてノートの種類を分ける」ことで、ノートが“ただの記録”から“学力を高める道具”に変わります。
ノートの取り方NGパターンとその改善法
❌ NGパターン:板書のみ写す
よくある状況: 黒板以外は空白
❌ NGパターン:計算が散らかる
よくある状況: スペースが無秩序
❌ NGパターン:色ペンだらけ
よくある状況: 見栄え重視
❌ NGパターン:ノートの使い分けなし
よくある状況: すべて1冊に混在
❌ NGパターン:書いて終わり
よくある状況: 見返しゼロ
ノートが変わると、勉強が変わる!
おうち受験コーチングの指導でも、「ノートが変わっただけで成績が伸びた」という声は少なくありません。
ノートの取り方を見直すことは
- 暗記の効率化
- 思考力の強化
- ミスの減少
に直結します。
小学生の場合、ノート力はまだまだ未熟です。
親御さんが一緒に見直しをしたり、「このメモ良かったね!」と声かけをすることで、ノートを“自分の味方”として使えるようになっていきます。
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まとめ
- ノートは「きれいに書く」より「目的を意識して使う」ことが重要
- 成績が伸びない原因はノートの使い方にあるかも
- ノートの目的を明確にし、目的ごとに工夫することが学力向上の鍵
- 保護者の関わり方次第で、ノートは「書かされるもの」から「学ぶための武器」に変わる!