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愛知県では、土曜日から中学入試が始まります。
5年生の皆さん、
いよいよ受験まであと1年というところになりましたね。
ところで、受験勉強をする時に、
「合格」だけを目的としてはいけない、
というのは、みなさん
頭の中では思ってらっしゃることかと思います。
しかし、
「●●中学合格!!」
「●●高校合格!!」
という号令の中で
「合格のために、できることは何でもしよう」と
いう気持ちになってくると
ついつい本当の目的が見えなくなってしまいがちですよね。
では、受験の本当の目的、
勉強することの本当の目的って、
いったいなんだと思いますか?
少し、考えてみていただけたらと思います。
・・・・・・・・
考えてみていただけましたか?
この問いに「正解」はなく、
皆さんそれぞれの思いがあると思います。
私が、3,486組の親子とお話しさせてもらって、
またわが子が生まれて思うのは、
皆さん、
「わが子に幸せになってほしい」
という思いで、
わが子に受験や勉強をさせているということです。
「幸せになるためのルート」として
見えているのは、
人によってそれぞれです。
例えば、お母さんもご主人も
代々お医者さんのお宅であれば、
お医者さんになるためのルートは
よく知っているし、
そのルートを辿れば幸せになれる、
ということを自分自身も体験して
よく知っているわけです。
そして例えば、お母さんが美容師さんで、
美容師の資格を取ったことが
今の自分の幸せを築いている、
ということであれば、
わが子にも何か資格を取ってもらって、
手に職をと考えるでしょう。
こんな風に、
多くのお父さん・お母さんが、
自分が歩んできて確実だった道を
わが子にも歩んでほしい、
その方が確実に幸せになれるだろう
と思っているのです。
だから、わが子が急に
「プロ野球選手を本気で目指したい」と
言い出したりすると、
「どうしよう!」
「どうしたらこの子に幸せな将来を
手渡してあげられるだろう!?」と
戸惑うわけです。
こんな風に、本当は、
●●中学に入る、●●高校に入る、●●大学に入る
というのは
「幸せになるための手段」
でしかないのに、
大人が
そのルートでしか
わが子を幸せにしてあげる確実な道を知らない
がゆえに、
「この中学に入れなかったらどうしよう」
「最低限、あの高校に入れなかったらどうしよう」
「大学に入れなかったらどうしよう」
と思うわけです。
しかし、
一つだけ、
とても重要なことをお話ししておきたいと思います。
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