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こんにちは。

おうち受験コーチング、Atsushi先生です。

 

 

いきなりですが、

もしお子さんが登校時に

玄関で立ち尽くし動けなくなったらどうしますか。

 

 

これはM君が高2の冬に起こった突然の出来事です。

 

 

登校するために玄関を出ようとしたところ

一歩も前に体が動きません。

母親に、前に足が出ない、と訴えました。

 

 

M君は高校ではサッカー部のキャプテン、

成績は学年でも一桁順位を取ることもあるような

はたからみると絵に描いたような優等生。

ただもともと能力が高いというよりは

誰もが認める努力型の子、

とにかく何でも人一倍頑張る子どもでした。

 

 

この時にM君のお母さんが

なんと声をかけたと思いますか。

 

 

前に進まれへんのやったら

後ろにやったら進めるん、と尋ねたそうです。

 

 

この時M君は、後ろやったら大丈夫、

と言って2階の自室に戻り

そのままベッドに直行したそうです。

 

 

M君のお母さんは、後ろに戻れて良かったね、

と声をかけてその日は学校を休ませたそうです。

 

 

欠席連絡を受けた先生は大慌てだったそうです。

心配した学校の先生からは

放課後にも改めて様子を伺う電話がありました。

先生の心配とは裏腹にM君のお母さんは、

ご飯は食べているので大丈夫だと思います、

と落ち着き払った対応をしたそうです。

 

 

M男くんは、小さい時から

特に食については強い関心のある子でした。

 

 

生まれて初めての授乳でも

助産師さんを驚かせる量のミルクを飲んだとか。

歯が生える前の歯茎で

唐揚げをムシャムシャと

美味しそうに食べていたとか。

 

 

そんな逸話に枚挙にいとまがない子どもでした。

それだけにM君のお母さんがしたことは、

彼が喜びそうなご飯を用意して

黙って見守ることでした。

 

 

ただM君のお母さん曰く、

いつかどこかで

こういうことがある予感はしていた、そうです。

 

 

というのも、

小さい時から何故か周りからの信望が厚く、

自分は前に出たがらない性格なのに

リーダーとして期待されることが多かったからです。

 

 

これまでも時々は周りからのプレッシャーで

癇癪を起こすことがあったようです。

M君にとって高2のこの時は、

心の中の何かが限界を超えたのでしょう。

 

 

ただお母さんのこの時の対応が功を奏したのか、

M君はその後もしばらくは

断続的に休むことはあるものの、

べったりと不登校になったり鬱になることはなかったようです。

 

 

しかしこの時以降、

今まで頑張っていた勉強には手がつかず、

家庭学習はほとんどしていなかったそうです。

 

 

そんな状態のM君を両親はただ黙って

子どもを信じて待っていたようです。

さすがに高3の夏の終わりには

ある程度進路を決めないといけないので

その時にどうするのか自分で決めるように

両親は促しました。

 

 

なぜかM君は高校進学の時も

将来どうしたいのか親に尋ねられた時に、

漁師になりたい、と言っていました。

M君は自分で、漁師になるために

必要な知識を身に付けられる水産大学校を選び、

高2の冬までの貯金を活かしてそこに進学しました。

 

 

その後M君は大学校を卒業し、

さらに一年の専門課程を終えて

今は元気に漁師として働いているそうです。

 

 

誰よりも子どものことを理解しているのは、

お腹にその子を宿し

小さい時から大切に育ててきたお母さんです。

 

 

本当に今その子に必要なことを用意して

信じて待つことができれば、

子どもはおのずと道を開いていくのではないでしょうか。

 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

 

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