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不登校でも中学受験はできる!わが子に合う学校を選ぶための合格戦略

目次

【結論】小学校の不登校、中学受験は諦めないで

学校に行けていない…

このままでは、うちの子の中学受験なんて無理なのでは…

大切なお子さんが学校から足が遠のいているとき、保護者の方が将来の進路、特に「受験」について大きな不安を抱えるのは当然のことです。

しかし、結論からお伝えします。

大丈夫です。不登校からの中学受験は、決して不可能ではありません

実際に、学校に馴染めずフリースクールに通いながら、お母さんと二人三脚で第一志望の中学校に合格したお子さんもいます 。

この記事では、なぜ不登校でも中学受験が可能なのか、そのために最も重要なことは何か、そしてご家庭でできる具体的なサポート方法について、3,486組の親子を見てきた経験から徹底解説します 。

なぜ不登校でも中学受験は「可能」なのか?

まず、中学受験(特に私立)が、高校受験や国公立中高一貫校の受験と根本的に異なる点をご説明します。

多くの私立中学は「出席日数」を重視しない

公立高校受験では内申点が合否の半分を占めることもありますが、多くの私立中学受験では、小学校の出席日数や成績(調査書)は合否にほとんど影響しません

合否の判断基準は、シンプルに「当日の学力試験の点数」です。

つまり、学校に行けているかどうかよりも、「入試本番で合格点を取れる学力があるか」がすべてです。

学校に行かない時間=「わが子に合った学習」ができるチャンス

学校の「講義」形式の授業は、学習定着率という点では最も効率が低いというデータもあります(ラーニングピラミッド) 。

学校に行っていない時間を、「遅れを取り戻すための不利な時間」と捉える必要はありません。むしろ、「わが子の特性やペースに合わせた、最も効率の良い学習ができる時間」 と捉え直すことができます。

不登校生の中学受験、カギは「塾」より「家庭学習」

不登校のお子さんの場合、「塾に行きたがらない」というケースも少なくありません。しかし、心配はいりません。「塾なし」でも難関中学に合格する子は実際に存在します 。

そのカギは「家庭学習の質」にあります。

成績を決める3つの要素:「時間」「やり方」「基礎力」

お子さんの成績は、この3つの掛け算で決まります 。

学校に行っていない分、「時間」は確保しやすいかもしれません。だからこそ、効率的な「やり方」と、中学受験の土台となる強固な「基礎力」を家庭で築けるかが勝負の分かれ目です。

効率的な「やり方」:脳科学に基づく学習法

やみくもに勉強しても成果は出ません。脳の仕組みに合った学習法を取り入れましょう。

  • 復習のタイミングが命(エビングハウスの忘却曲線)
    人は24時間で覚えたことの7割以上を忘れてしまいます 。大切なのは「忘れる前に思い出す」こと 。
    • その日のうちに:寝る前に、今日新しく学んだことを2〜3分思い出すだけでも効果絶大です 。
    • 週末に:1週間分の復習をする 。
    • 定期的に:2週間後、1ヶ月後と間隔を空けて復習することで、記憶は定着します 。

中学受験に必要な「基礎力」

中学受験で必要な基礎力とは、特に「算数」と「国語」です。

  • 算数:分数・割合・図形の「概念理解」 計算ドリルをこなすだけでは不十分です。「なぜ、分数の割り算は逆数をかけるのか?」 といった理屈(概念)を、漫画教材 などを使いながら、お子さん自身の言葉で説明できるまで理解することが、応用問題への対応力を育てます。
  • 国語:すべての教科の土台となる「語彙力」と「読解力」
    教科書や問題文を正確に読み解く力は、算数の文章題や理科・社会の知識問題にも直結します。

親ができること① わが子の「やる気」を引き出すコーチング

正しい学習法を知っていても、9割のお子さんはそれを実行できません 。なぜなら、お子さんのやる気を引き出す「関わり方」ができていないからです 。

管理する「先生」ではなく、お子さんの可能性を引き出す「コーチ」になりましょう 。

「傾聴」:まずは子どもの気持ちを受け止める

勉強の話の前に、お子さんの不安や好きなこと、考えていることを否定せずに最後まで聞きましょう 。親が「聞き上手」になることで、お子さんは安心して本音を話せるようになり、自己表現力も伸びていきます 。

「承認」:自己肯定感を高める

日本の若者は世界的に見ても自己肯定感が低い傾向にあります 。

「勉強ができた時だけ褒める」のではなく、「わが子の存在そのもの」を認めましょう 。承認欲求が満たされて初めて、子どもは「自分のために成長しよう」という自己実現の欲求に向かうことができます 。

「質問」:「なぜ?」より「どうしたら?」

「なんで勉強しないの!」という詰問は、お子さんを追い詰めるだけです 。

「どうしたら、少しでも楽しくできると思う?」 「何がわかれば、この問題は解けそう?」など、未来や解決策に焦点を当てた質問 が、お子さんの考える力を育てます。

親ができること②「9つの性格タイプ別」声かけ&環境整備

コーチングの効果を最大化するのが、「9つのタイプ別声かけ法(エニアグラム)」です 。

お子さんの性格タイプ(全9タイプ) を知ることで、その子の動機や「こだわり」に沿った、最も響く声かけや環境設定がわかります 。

タイプ1:完璧にやりたい子

  • こだわり/動機: 完璧であること 、正しく間違いのないことをしたい 。
  • 特徴: 自分が思う範囲で物事を完璧に仕上げようとします 。それを乱されることを嫌がります 。
  • 響く声かけ: 「あなたの納得いくまで、じっくりやってみよう」 。「本人が考えている段取りを尊重する」 。「ママ、間違えちゃった。ごめんね」(親が誤ったら素直に謝る) 。
  • NGな接し方: 「とりあえずやろう」「やってみないと分からない」と本人の段取りを乱すこと 。約束を破る 。

タイプ2:人の役に立ちたい子

  • こだわり/動機: 他人から必要とされること 、人の役に立つことで愛を得たい 。
  • 特徴: 「私がいないとダメね」と、人の役に立つことで自分の存在価値を確認します 。
  • 響く声かけ: 「あなたが勉強で成長することが、お母さんも嬉しいし助かるよ」と、勉強が人の役に立つと伝える 。感謝を具体的に伝える 。
  • NGな接し方: 「自分のために頑張りなさい」と利己的な発言をする 。競争心をあおる 。

タイプ3:成功したい子

  • こだわり/動機: 目標を達成すること、成功すること 。
  • 特徴: 成功したい気持ちが強く、成功しそうなこと・注目を浴びることを頑張ります 。ミスからすぐに立ち直れます 。
  • 響く声かけ: 「これやると短い時間で成績が上がるよ!」と成功イメージを示す 。とにかく褒める(特にプロセスや人間性) 。
  • NGな接し方: 「大したことない」と努力を軽視する 。人前で欠点を指摘する 。

タイプ4:個性を大切にする子

  • こだわり/動機: 個性的であること 。自分らしさを表現したい 。
  • 特徴: 人と比べられることを嫌い、独自の感性を持ちます 。感受性が豊かですが、自信を持ちにくく気分に波があります 。
  • 響く声かけ: 「その考え方面白いね」と、人と違った感性を否定せず受け止める 。ムラがあっても咎めない 。
  • NGな接し方: 「なぜあなたは普通にできないの」と個性を否定する 。他人と比較する 。

タイプ5:知りたがりやの子

  • こだわり/動機: 多くの知識を持つこと 。情報を分析し本質を見極めたい 。
  • 特徴: 冷静で論理的に物事を考えます 。知的好奇心が旺盛で、好きな分野は大人顔負けの知識を持つことがあります 。
  • 響く声かけ: 知的好奇心をくすぐる課題を与える 。人格を尊重し、大人に接するように接する 。
  • NGな接し方: 権威を振りかざして命令する 。集団行動を強要する 。

タイプ6:安全を求める子

  • こだわり/動機: 安全であること 。責任を果たし仲間として認められ安心したい 。
  • 特徴: 大人から怒られることを恐れ、模範的に行動しようとします 。温厚でしっかり者ですが、心配性な側面もあります 。
  • 響く声かけ: 「みんながやっているやり方だから安心だよ」 。温かい雰囲気で「分からないことがあったら手助けする」と伝える 。
  • NGな接し方: 「自分で考えなさい」と突き放す 。次々と新しいことをやらせる 。

タイプ7:楽しさを追い求める子

  • こだわり/動機: 楽しいこと 。人生を楽しみ幸せでいたい 。
  • 特徴: 苦しい・辛いことが嫌いで、明るく楽しい雰囲気を持っています 。器用でアイディアが豊富です 。
  • 響く声かけ: 「国語と算数、どっちからやる?」と、あたかも「自分で決めた」かのように導く 。
  • NGな接し方: 「勉強は我慢してやるものだ」という意識を植え付ける 。命令してやらせる 。

タイプ8:兄貴・姉御タイプ

  • こだわり/動機: 人の上に立つこと 。自分の影響力を行使したい 。
  • 特徴: 人に支配されることを恐れ、常に自分が主導権を握ろうとします 。尊敬する人の話しか聞きません 。
  • 響く声かけ: 「100点を取る」など周りが驚くような高い目標を掲げさせる 。目標や期限を決めたら、プロセスには干渉しない 。
  • NGな接し方: 上から目線で結論を押し付ける 。

タイプ9:平和を愛する子

  • こだわり/動機: 平和であること 。他者と融和し、平和な気持ちでいたい 。
  • 特徴: 争いを嫌い、穏やかな雰囲気を持っています 。大器晩成型で、自分の意見を飲み込みがちです 。
  • 響く声かけ: どんなに小さなことでも、本人が自分から言ったことを大きく取り上げて尊重する 。目の前の小さな目標を確実にクリアさせる 。
  • NGな接し方: 急かす 。一生懸命やっていることに「遅すぎる」「怠けている」と否定的な言葉をかける 。

【塾なし】不登校からの中学受験 具体的な4ステップ

では、塾に通わずに家庭学習で中学受験を進める場合、何から手をつければよいでしょうか。

ステップ1:仮の志望校を決める

まずは「ここに行きたい」という目標を決めます 。偏差値だけでなく、お子さんの特性に合いそうな校風か、通学は可能か、といった視点で選びましょう 。

ステップ2:現状の学力を知る(公開模試)

塾に通っていなくても、「公開模試」は必ず受けてください。これが、志望校との距離を測る唯一の客観的な指標となります 。

ステップ3:学習計画を立てる

中学受験の一般的なカリキュラム(例:5年生までに全範囲を終え、6年生は復習と過去問) を参考に、志望校のレベルに合わせた年間計画を立てます。

最優先事項: 小学校の基礎(特に算数・国語)に抜けがある場合は、受験勉強より先にそこを完璧に復習します。

ステップ4:家庭学習を習慣化し、実行・修正する

まずは「1日30分」からでも構いません 。決めた時間に机に向かう習慣をつけましょう。模試の結果を見ながら、うまくいかない部分は親子で、あるいはコーチのような専門家と相談しながら、柔軟に計画を修正していきます 。

まとめ:わが子の「今」と「未来」のために

不登校であることは、中学受験において決してハンデキャップではありません。

大切なのは、出席日数や内申点に一喜一憂することではなく、

  1. お子さんのタイプに合った声かけと環境で「自己肯定感」と「学習習慣」を育むこと
  2. 脳科学に基づいた効率的な「学習のやり方」を身につけること
  3. 当日の学力試験で点が取れる「本質的な基礎力」を固めること

です。

学校に行っていない今だからこそ、親子でじっくり向き合い、お子さんにとって最高の学習法を見つけるチャンスです。

不登校の中学受験、一人で悩んでいませんか?

「うちの子のタイプがわからない」

「具体的な学習計画の立て方を相談したい」

もし今、そんな風にお悩みなら、一度「おうち受験コーチング」の体験セッションで、お話を聞かせてください。

お子さんの現状と特性を分析し、「今、何をすべきか」を明確にします。

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