こんにちは!
おうち受験コーチング代表
受験コーチの鈴木詩織です。
今日は、
「中学受験になぜコーチングが有効なのか!?」
お話ししたいと思います。
この記事は、
🔶中学受験に向けての学習を進めているけれども、結果に結びつかない
🔶塾に行かずに中学受験勉強をしたい
方におすすめです。
1、中学受験 3つのつまずきポイント
国私立・公立中学受験は、大都市圏を中心に、加熱する一方です。
近年は、日本各地で公立中高一貫校が乱立し、全国的にも中学受験をする人が増えてきています。
◆ 2023年私立・国立中学受験者数は過去最多の52,600名となり、受験率も過去最高の17.86%に達しました。(首都圏模試センター)
◆ 全国の私立中学の学校数は、1980年の548校から、2019年は781校まで増加しています。(学校基本調査)
◆公立中高一貫校も、1998年には0校だったのが、現在は全国41都道府県に135校(2021年度)まで増え、今後もさらに学校が増える予定です。(学校基本調査)
少子化のはずなのに!?
中学受験への道のりは年々過酷になってきています。
中学受験は親子で乗り越える受験と言われますが、
多くの親御さんがつまずいてしまうポイントについてお伝えします。
(主に私立中学受験について書きますが、公立中高一貫受験においても似たような状況が発生しています)
①学習内容が難しすぎる・学習進度が早すぎる
私立中学受験の出題内容・難易度は、偏差値50〜60の私立中学であれば「高校受験レベル」
偏差値70超えの私立中学であれば「易しめの大学受験レベル」に匹敵するような難易度の内容が
出題されます。
しかもこの難易度は、年々上がっていく傾向にあります。
親御さんが中学受験経験者だとして、
その頃よりも格段に難しい問題に、
子どもたちは向き合っているのです。
このような入試問題の難化に対応すべく、
都市部の中学受験塾では、
ここ10年くらいでカリキュラムの前倒しが行われました。
これまで5年生で学習していた内容が
4年生に降りてきて、
6年生でやっていた内容を5年生で終わらせて
6年生は、応用問題の対策や過去問演習に時間を充てるような
スタイルに、多くの塾が変わりました。
それに伴い、10年、20年前は
「5年生から塾に行っても受験に間に合う」
という状況だったのが、
4年生(実質3年生の2月か3月)から塾に行かないと、
学習に抜けが出てしまう状況になってしまいました。
ところで、受験内容が難化しているのにたいして、
子どもたちの学力はどのくらい上がったのでしょう?
学習塾が「効果的な指導法」を開発し続けていることにより
確かに、上位層の学力は20年、30年前よりも上がっているようです。
一方で、平均的な学力の子どもたちの学力が
ここ数十年で急激に上昇したということはありません。
つまり、難化してしまった学習内容に対して、
半数以上の子どもたちが
”ついていくのがしんどい・大変だ”と
感じる状況になってしまっているのです。
②子どもに自覚がない
もう一つの親御さんの受難は、
お子さんに「受験するなら勉強しなければならない」という
自覚がないことです。
受験勉強を始める時期は低年齢化したものの、
ここ数十年で子どもたちの精神的発達が急に早くなるということは
ありませんでした。
特に今、一番苦しいと感じるのは小学4年生です。
本格的な受験勉強が始まっているのに、
まだまだたくさん遊びたい、
10歳の壁といって、
まだ主観的な世界で生きているので、
自分を客観的に見て行動することができない。
そんな状況なのに、塾の授業はどんどん進んでいってしまいます。
わからないところがそのままになっている
なんなら宿題も全部はこなせていない
それなのに、
努力しようという意欲が見られない!!!
そんな状況のお子さんに
イライラしてしまう親御さんはとても多いのです。
「そんな態度なら、受験やめたら!?」
そんなふうに言えば、
「辞めたくない!!」
の一点張り。
受験するなら勉強する、
勉強しないなら受験しない、
はっきりしてよ〜〜〜。
大人はそんなふうに思うのですが、
実は子どもたちにとっては、
「受験」と「勉強」は大人が思うほどに
つながっていないのです。
ある、プロの家庭教師の方が言っていました。
「受験はしたいけど、勉強したくない」が
子どもたちの本音ですよ、と。
子どもたちにとって「受験」は
「受験日に会場で試験を受ける」
程度にしかわかっていないかもしれません。
実際、受験シーズンに突入し、
最初に受けた中学の結果が出て初めて
「受験って、こういうことだったんだ」
「不合格って本当にあるんだ」と
感じる子もいるくらい。
受験に向けての意識が、
親御さんとお子さんであってくるのは、
早くて小学6年生の夏休みくらいかな、
というのが全体をみての私の印象です。
③”やらせなければ”という保護者と”手を抜きたい”子どもとの間で摩擦が生じやすい
①②で見ていただいたように、
難しく、かつ進度が速い中学受験の学習に対して、
まだまだ遊びたい子どもたちと、
勉強をやらせなければ、と思う親御さんの間は、
当然のようにバトルが生じやすくなります。
お子さんたちは親御さんの希望に沿いたい気持ちが強いですし、
親御さんから良く思われたい気持ちも強いので、
決して親御さんの前で
「受験やめたい」とは言いません。
でもやっぱり、
まだまだ育ち盛り、遊びたい盛りですし、
自己制御するための脳の機能も大人ほど発達していません。
そういった、「小学生特有」の心理や事情をわかっていないと、
無駄に罵声を浴びせてしまい、
お子さんの自尊心を踏み潰すことになってしまったり、
成長の芽を摘んでしまうことになりかねないのです。
◆ 中学受験 3つのつまずきポイント
【1】学習内容が難しすぎる・学習進度が早すぎる
【2】子どもに自覚がない
【3】”やらせなければ”という保護者と”手を抜きたい”子どもとの間で摩擦が生じやすい
多くの方が陥ってしまう
この3つのつまずきを回避するために、
”コーチング”が有効なのです。
次は、なぜコーチングが有効なのかをお伝えいたします。
2、なぜ中学受験にコーチングが有効なのか
中学受験にコーチングが有効な理由は、主に3つあります。
1、志望校に合わせた学習内容で最短ルートで合格を目指せる
実は、一口に中学受験といっても、学校によってその難易度や出題傾向はまちまちです。
学校の勉強が完璧にできて、過去問を解く練習をすれば合格する中学もあれば、
中学受験特有の内容の中でも、特にベーシックなものだけおさえておけば合格できる中学、
高校受験・大学受験レベルの読解力や知識がないと太刀打ちできない中学など、
難易度だけでもかなりの幅があります。
一方で、集団塾では、どの中学を目指す子でも同じテキストを使って進めることが多いです。
そのため、テキストの内容が、ある子にはとても簡単だったり、ある子には難しすぎる、
ある子には志望校にぴったりの内容だったり、ある子には足りない、もしくは多すぎる内容だったりするのです。
もしお子さんが、勉強が楽しくて仕方なくて、
志望校がどこにかかわらず、もっと勉強したい、難しい問題にチャレンジしたい気持ちになっているのであれば
止めることはありません。
しかし、勉強が難しい、しんどい、勉強が嫌いになってしまいそうだというのであれば、
ご本人が気持ちよく学習できるように、学習内容を絞ってあげた方が良い場合があります。
受験コーチは、
志望校や、ご本人の性格・学力などに合わせて、
やるべきことを取捨選択し、
お子さんが前向きに学習に取り組み続けられ、
かつ合格を目指せるプログラムを提案します。
2、お子さんが、受験の意味や勉強の必要性に目覚める
次に、中学受験では、お子さんの自覚を促していくことがとても大切です。
受験コーチは、
お子さんの性格に合わせた”響く声かけ”で
お子さんの「心から頑張りたい」気持ちを引き出します。
また、お子さんがどのような人生を歩みたいのかを一緒に考えるところから、
お子さんの人生に受験や勉強を位置づけることで、
勉強を自分ごととしていきます。
さらに、世の中の仕組みを伝えることで、
今勉強することの価値を高めていきます。
勉強の価値が高まったら、実践です。
確実に成果が出る、再現性のある学習メソッドで、
成功体験をしてもらいます。
強いやる意義と成功体験を手にいれた子どもたちは、
そこからますます成長をしていきます。
3、保護者に対してもコーチングをすることで、保護者自身が適切な声かけをできるようになる
受験コーチは、保護者にも寄り添います。
今、なぜお子さんの成績が伸び悩んでいるかの原因分析とそこへの対応をアドバイスしたり、
お子さんの特性や将来の夢、親御さんの希望をふまえて志望校を提案します。
エニアグラムというタイプ診断を用いて、
お子さんに響く声かけのアドバイスをします。
お子さんと親御さん、そしてコーチは、
一つの目標に向かって一緒に頑張るチームです。
親御さんとお子さんの間にコーチが入ることで、
親御さんの意向をうまくお子さんに伝えたり、
お子さんの本音を引き出したり、
時に親御さんが気づかなかったお子さんの良さや成長点を見つけて
一緒にそれを伸ばしていきます。
中学受験が終わった後も、一緒に頑張りたい!
そんなふうに思えるような、
親子の最大の理解者であり、
応援団長になっていきます。
3、中学受験にコーチングを取り入れた方達の成果
実際に、中学受験に”受験コーチング”を取り入れた方達はこのような成果を手に入れています。
1、【塾から切替で合格】どこよりも成果を実感!
3年生から集団塾に入り、個別指導塾、家庭教師、母親向けセミナーなど一通りやりましたが、なかなか伸びず・・・。
受験コーチングが、どのサービスよりも一番伸びました!
結果、偏差値的にだいぶ上の、第一志望校に合格することができました。
2、【塾と併用で合格】一人一人の性格に合わせて対応してもらえます
抜け落ちているところがたくさんあって、何から手をつけて良いか分からない。
また、勉強のこととなると娘に拒否されるので、一緒に勉強を見ることができないのが悩みでした。
一人一人の性格などに合わせて対応してもらえ、以前より勉強に向かう姿勢が良くなっていると思います。
子どもに合わせた声がけと受験対策で、合格者平均点を大幅に上回り、第一志望校に合格できました。
3、【塾なしで合格】今までで一番良い成績を取りました
塾なしで中学受験をすることに決め、手探りで親子で学習を進めていました。
学習方針やモチベーションの保ち方について悩んでいました。
小手先だけではなく、根本的な解決ができると思います。
また、ここで体得したことは、勉強だけではなく将来に渡って使えることだと思います。もちろん、成績も上がり、学校に至っては、親がびっくりするぐらいの今までで1番よい成績を取りました!
他にもたくさんの成果報告が上がっています。
・自分にあった学習法を提案してもらい、第一志望校に合格しました
・子どもの個性に合わせた対応がすばらしいです
・勉強への向き合い方が変わりました
・塾通いしなくてはという固定観念がなくなりました
4、受験コーチングの選び方
では、コーチングであれば、どのようなサービスでも良いのでしょうか?
実は、コーチングと一口にいっても、いろいろなタイプや流派があります。
中学受験で利用される方が多いのは、親子のコミュニケーションを改善するためのコーチングや学習コーチングです。
今回は、学習コーチング・受験コーチングを選び際に、留意すべきポイントをお伝えします。
1、実績や、再現性のあるメソッドがあるか
受験を乗り越えるために必要な学習方法に関するメソッドや、
受験テクニックなど、適切なメソッドがあり、
それをどのコーチも実行できることが大変重要です。
予習・復習の仕方
授業の受け方
テスト対策の仕方とテストの振り返り方法
間違えた問題のその後の処理の仕方
など、、、
こういったことを体系的に学べる機会があることが、
お子さんたちの成長を加速させます。
2、一人一人に合わせた柔軟な対応をしてもらえるか
お子さんの性格や学習歴にあった、実行できる学習方法をどれだけ提案してもらえるかを見極めましょう。
志望校も違えば、通塾している塾も違う、今の学力も違えば性格も違う、
そういった一人一人の特性や置かれた環境に合わせて、
柔軟に提案をしてもらえるかどうかを確認しましょう。
わが子にぴったりあったやり方を習慣化できれば、
お子さんの可能性は無限大に広がっていきます。
3、コーチの人となりはどうか
適切なコーチングを通して得られるものは、
単に成績向上・受験合格に限りません。
コーチングは、その子の人生そのものを好転させる力を持っています。
コーチングを受けたお子さんたちからは、このような感想が聞かれます。
・将来の見通しを立てられるようになった
・自分の意見をはっきりと言えるようになった
・計画を立ててPDCAを回すことができるようになった
・大人になった時にも使える知恵を手に入れることができた
こう入った成果を出すためには、
ある程度人生経験・社会人経験のある成熟した大人のコーチが適任です。
もちろん、コーチングの資格を持っていることは必須となります。
また、保護者が信頼して本音を話せるかどうかも大変重要なポイントです。
受験という難敵に立ち向かう戦友として、信頼できるかどうか、ご自身の目で判断をしてください。
万が一、相性が合わない場合に交代ができるかも確認しておきましょう。
▼体験を受けてから入会を決められる おうち受験コーチングの説明会はこちら▼
中学3年生〜高2年生の保護者の方