今回は、小4女子のお母さんの
夏休みには自分から勉強をするようになってほしい。
というケースをご紹介します。
「現状はというと、
仕方なくやっているように見えるんですよね。
決められたものはやっているようですが、
それも自ら楽しそうにやってほしくて。
毎日の積み重ねが大事だということを、
自分で気づいてもらいたいです。
そのためには楽しい仕組みを一緒に考えたり、
少し先のことを親子で話す機会を作れたら
いいんじゃないかと思ったんですが…。」
そうですね。
自ら勉強の大事さに気づいて、
自分からどんどん勉強してくれたら
理想的ですよね。
そして、みんながみんな
その理想的な状況という訳ではないということもまた、
悩ましい事実ですよね(笑)
さて、これについての回答をしますね。
まず、楽しい仕組みを話し合って作れるなら、
それはどんどん作られるとよいですね。
次に、お子さん達にとって
先のことというのは見えにくいものです。
どれくらい先のことが考えられるかというのは
お子さんにもよりますが、
受験生でも、受験生であるという自覚が芽生えるのは
入試の数ヶ月前だと言われたりもします。
ですので、
お子さんの性格タイプや状況に合わせて
1日ごとや1週間ごとなどで
こまめにチェックしてあげると良いです。
チェックして承認してあげると、
やっているなという感覚や、
成果につながっているという感覚を持ちやすいです。
その結果、
モチベーションも保ちやすいです。
そしてチェックの方法は、
例えば毎日帰ってきた後に
・お子さんがお母さんに説明する
・理解度に合わせてつけた印を確認する
・お母さんがクイズを出す
・お子さんがクイズを出す
など。
クイズに、お母さん答えられなかったわ~!!
みたいに、お母さんが楽しく関わってあげるのが
よいお子さんもいらっしゃいます。
そしてお母さんに教えてあげる!
と張り切ってくれるお子さんもいらっしゃいます。
短いスパンで、
わかった!
↓
できた!
↓
明日も頑張ろう!
という サイクルを作ると、
長い夏休みの勉強にも
メリハリがつきやすいです。
また、塾のテストや模試が普段よりも
週1~2回などの細かいペースであるなら、
塾のテストや模試を
ペースメーカーにしていくのも良いですね
このように少しでも
達成感を得られたり、
楽しかったり、
見てもらえている実感が得られたり…
ということを繰り返していくと、
その先に、自分から勉強したい!
という意欲がわいてきます。
色々な回でお話していますが、
やる気になるからできるのではなく、
できるからやる気になるのです。