国語力簡易診断 項目別アドバイス

国語力簡易診断
国語力診断の設問ごとに、選んだ選択肢に応じた具体的なアドバイスをまとめました。
お子さんの国語力向上のヒントとしてご活用ください。
目次
1.好んで読む本のタイプ(読解力)
選択肢 | 診断レベル | 解説・アドバイス |
---|---|---|
絵本や図鑑、漫画など | 小学校低学年レベル | 文章を読む習慣の入り口に立った段階です。まずは興味の持てる絵本や図鑑、漫画などから読書習慣をつけましょう。徐々に児童文学や物語にも挑戦してみてください。 |
児童文学やライトノベル、ジュニア新書など | 小学校高学年〜中学生レベル | 物語や少し長めの文章も読める力があります。好きなジャンルの児童書や新書を増やし、読書量を意識的に増やすことで、語彙力や理解力がさらに伸びやすくなります。 |
一般文芸や新書など | 中高生レベル | さまざまなジャンルの本に親しみ、複雑な内容も理解できる力があります。評論や古典文学、ノンフィクションにも挑戦し、多角的な読解力や批判的思考力を育てましょう。 |
2.普段の会話の特徴(口語表現力)
選択肢 | 診断レベル | 解説・アドバイス |
---|---|---|
単語や断片的な言葉、指示語が多く、文脈がつながりにくい | 小学校低学年レベル | 「これ」「あれ」など指示語が多く、話のつながりが曖昧な傾向です。「昨日あったことを順番に話す」など、文脈を意識する練習を日常的に取り入れましょう。 |
内容は伝わるが、説明が省略されたり、話が飛ぶことがある | 小学校高学年〜中学生レベル | 大筋は伝わるものの、説明不足や話の飛びが見られます。「それはどうして?」「具体的には?」と追加質問をし、論理的に話す力を育てましょう。 |
背景や理由を示し、筋道立てて論理的に話すことが多い | 中高生レベル | 理由や背景を含めて整理して話す力があります。ディスカッション形式の会話や、時事問題について意見を述べる練習で、さらに表現力を高めましょう。 |
3.複雑な指示の理解・実行(聴解力・理解力)
選択肢 | 診断レベル | 解説・アドバイス |
---|---|---|
一部分しか覚えられず、主な行動だけ実行する | 小学校低学年レベル | 複数の指示をまとめて理解するのが苦手な傾向です。まずは簡単な指示を順番通りに実行する練習を積みましょう。「まず何をすればいいかな?」と声に出して確認する習慣も効果的です。 |
大筋は理解できるが、細かい部分や順番を時々間違える | 小学校高学年〜中学生レベル | 全体像は理解できるものの、細部や順序でミスが出やすい段階です。指示を受けた後に、内容を自分の言葉で復唱したり、メモを取るクセをつけるとミスが減ります。 |
一度で全体を把握し、順序立てて正確に実行できる | 中高生レベル | 複数のタスクや細かい指示も正確に実行できる力があります。複雑な課題やディスカッションの場でも、要点を整理しながら聞き、適切なフィードバックを返す練習をしましょう。 |
4.書く文章の特徴(文章表現力)
選択肢 | 診断レベル | 解説・アドバイス |
---|---|---|
短い文で簡単な感想や事実のみを書く | 小学校低学年レベル | 「楽しかった」「おいしかった」など短い感想が中心です。「いつ・どこで・誰が・何をしたのか」を順番に書く練習から始めましょう。 |
体験や感想を文章で表現できるが、やや説明不足な部分もある | 小学校高学年〜中学生レベル | 体験や感想は書けるものの、詳細や感情表現がやや不足しがちです。「どんな音がしたのか?どんな気持ちになったのか?」など五感や感情を意識して書くと、文章に深みが出ます。 |
体験や感想を背景や理由も含めて、豊富な語彙で詳しく書く | 中高生レベル | 起承転結や論理展開を意識した、しっかりした文章が書けます。比喩や具体例、他者の視点も取り入れ、さらに説得力や深みのある文章を目指しましょう。 |
解説の活用ポイント
この解説をもとに、お子さんの国語力の現状把握と今後の学習の参考にしてください。
論理エンジン講座についてはこちらをご覧ください
https://jukencoaching.com/ronri-main