こんにちは ^ ^
コーチのいくみです。
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30年以上も前の2月1日、
大雪で電車が遅れる大混乱の中、
私はドキドキしながら
第一志望の女子中学校へ向かうという経験をしました。
今でも受験シーズンになると、
当時の両親の心境が手に取るようにわかり、
感謝の気持ちが自然と湧いてきます。
中学受験を終えられたご家庭の皆さま、
お子様への献身的なサポート、
本当にどうもありがとうございました。
さて、本題に入っていきます。
これから期末テストや入試本番を向かえる
お子さんがいらっしゃるご家庭の方には
絶対に覚えておいていただきたい
重要なことをお伝えしようと思います。
私がセミナー講師をした時の
失敗例を基に説明します。
なぜ失敗したのか振り返ってみた結果、
セミナーの最中に自分に言い聞かせていた言葉に
原因があったことに気付きました。
エニアグラムタイプ1の私は、
自分が思っている範囲内で物事を完璧にこなしたい
という囚われがあります。
その結果、
同じような表現の脳内指令を
何度も繰り返していました。
「伝え忘れないように!」
「とばさないように!」
一見何もおかしくないように
思えるかもしれません。
みなさんも
「失敗しないようにしよう」とか
「間違えないようにしよう」とか、
考えることがありますよね。
ところが、
これは脳の機能を伝えているコーチとして
あるまじき超初歩的大失態!!
最も陥ってはいけないパターンなのでした。
理由は簡単で、
脳は肯定と否定を認識できないからです。
「伝え忘れないように」は分解してみると
「伝え忘れる」をイメージしてから
「しないように」で打ち消す。
「とばさないように」も
「とばす」をイメージしてから
「しないように」で打ち消しています。
つまり、
必ず最初に「伝え忘れる」と「とばす」
ということをイメージしてしまうので、
脳はこれを現実化してしまうのです。
その結果、
まんまと伝え忘れる、とばしてしまう
ということをしてしまいました。
ご参加くださった受講生様、
大変失礼いたしました。
(その場で気付いたので
伝え忘れたことはありませんので、
ご安心ください。)
これを、
受験のケースで考えてみます。
お子さんのためを思って出てきた言葉が、
例えば
「忘れ物をしないようにね」
「名前を書き忘れないようにね」
「計算ミスしないようにね」
「回答欄を書き間違えないようにね」
だったとします。
すると、
脳は最初にイメージした
「忘れ物をする」
「名前を書き忘れる」
「計算ミスする」
「回答欄を書き間違える」
という部分を
現実化しようとしてしまう訳です。
ですので、
ぜひ次のような言葉で伝えてあげてください。
「持ち物は全部入れてね」
「名前は最初に書こうね」
「計算は正確にね」
「問題に対応した解答欄に書こうね」
という肯定的な表現です。
試験に限らず、
普段の生活でも意識していただくだけで、
色々なことがうまくいくようになります。
ぜひ、脳の機能として
覚えておいていただけたら嬉しいです。
脳内指令は、主に幼い頃から
身近な大人などにかけられてきた言葉として、
定着していく傾向にあります。
ですので、
お子さんに気を付けて欲しいことを話す時は、
なるべく肯定文で伝えてあげてください。
理論を理解していても、
緊張すると私のように
元に戻ってしまうことがありますので、
当たり前になるまで続けられたらいいですね。
まだまだ未熟な私ですが、
皆さまと一緒に成長し続けていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
御縁ある皆さまに、
お会いできるのを楽しみにお待ちしています。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。