こんにちは。
おうち受験コーチングの鈴木です。
昨夜は、中学受験を目指す小学6年生向けの、
「過去問の進め方」をお伝えしました。
▼昨日の記事はこちら
https://jukencoaching.com/9月からの過去問の進め方(中学受験編)/
今日は、高校受験を目指す中学3年生向けの
「過去問の進め方」の話です。
多くの中学校や学習塾では、
3年生の夏休みに
中学1年生からの総復習を終わらせます。
(学校からは”宿題”として出ているはずです)
中には、2学期の予習も終わった、という子も
いるかもしれませんね。
高校受験の過去問の取り組み方としては、
下記のような流れになります。
A【習ったところまでの総復習を終える】
2〜3周
↓
B【過去問を単元別に並べ替えたものを解く】
2〜3周
↓
C【実際の過去問を、時間を測って解く】
2〜3周
↓
D【予想問題を、時間を測って解く】
2〜3周
これが標準的な流れです。
ここからは、現在のお子さんの偏差値別にお話ししますね。
★偏差値が45未満のお子さん★
おそらく、現時点でA【総復習】が一通り終わったか、
もしくは終わっていないか、
終わっていても穴がまだたくさんある状況だと思います。
過去問は、今すぐ始めてはいけません!!
すでに学校の授業が始まっていますので、
学校の授業の予習復習を丁寧に行い、
定期テストで自己ベストが出せるように
取り組んでください。
一方で、A【総復習】の続きをしたり、
一通り総復習が終わっていれば、
苦手単元を基礎レベルだけでも完璧にしていきます。
そして、12月の学校の先生との面談後、
Bを飛ばしてC【実際の過去問を、時間を測って解く】に
進みます。
その上で、解ける問題を1問でも増やす作戦で、
できない問題は捨てながら最後、仕上げていきます。
★偏差値が45〜60のお子さん★
現時点で、
A【習ったところまでの総復習を終える】が
ほぼ終わっていると思います。
9〜12月は
学校の予習復習、定期テスト対策を丁寧に行いながら、
B【過去問を単元別に並べ替えたものを解く】に
取り組んでいきます。
この作戦は非常に有効で、
今まで、それぞれの単元がだいたいの理解だったものを、
実践で使えるレベルにグッと引き上げてくれます。
”単元別”というのがポイントです。
単元別に過去問をピックアップしてやることで、
それぞれの単元において、
ご自身の都道府県(もしくは私立高校)で出される
難易度を徹底的に演習できるので、
脳内の知識がどんどんつながり当日の得点力が上がります。
塾によっては、自塾でこれをオリジナルで作っているところもありますし、
都道府県によっては、こういった市販のものを使うこともできます。
https://www.jukentaisaku.com/tora_kenban.php
これが2〜3周終わるのがおそらく冬休み前くらいになりますので、
冬休みから直前期は
C【実際の過去問を、時間を測って解く】を
行っていきます。
★偏差値が60以上のお子さん★
このゾーンのお子さんは、
夏休みの間にすでに
B【過去問を単元別に並べ替えたものを解く】に
取り組んでいると思います。
※取り組んでいない場合は、9〜11月で取り組んでください
そのため、ここからは
学校の予習復習、定期テスト対策を丁寧に行いながら、
C【実際の過去問を、時間を測って解く】に
取り組んでいきます。
といっても、毎日過去問を解くことはお勧めしません。
過去問は1週間に1回分。
模試が入る週は、とばしてください。
できれば土日のどちらかに、
朝から時間を測って5教科解くのがお勧めです。
土日に5教科問題を解いて、
そこで自分の弱点がわかりますので、
それを月曜〜金曜に、
夏休みまでに使っていた問題集で丁寧に埋めていきます。
12月からは、
併願の私立高校の過去問や、
余裕があれば全国の高校の過去問を演習することで、
最新のトレンドまで押さえておけるとより良いです。
こういったものを使います。
2022年受験用 全国高校入試問題正解 数学
https://www.amazon.co.jp/dp/4010219343/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_082451BS0PJ6DKA93PB3
そしてさらに時間があれば、
1〜2月といった直前期には
D【予想問題を、時間を測って解く】
これまでに受けた模試で間違えた問題をやり直す
などをして、仕上げていきます。
以上、
今日は過去問の取り組み方について、
解説しました。
いかがでしたでしょうか?
なんとなく、大きな流れはわかりましたでしょうか。
でも、、、、
うちはどうしたら良いんですか???
という親御さんもいらっしゃるかなと思います。
そんなみなさんのために、
実はこの9月、
受験生(小学6年生・中学3年生)向けの
特別プロジェクトを立ち上げようと思っています。
本日も最後までお読みくださり、
ありがとうございました。