執筆者 ouchijuken | 2月 13, 2022 | エニアグラム
こんにちは。
おうち受験コーチング、Atsushi先生です。
いきなりですが、
もしお子さんが登校時に
玄関で立ち尽くし動けなくなったらどうしますか。
これはM君が高2の冬に起こった突然の出来事です。
登校するために玄関を出ようとしたところ
一歩も前に体が動きません。
母親に、前に足が出ない、と訴えました。
M君は高校ではサッカー部のキャプテン、
成績は学年でも一桁順位を取ることもあるような
はたからみると絵に描いたような優等生。
ただもともと能力が高いというよりは
誰もが認める努力型の子、
とにかく何でも人一倍頑張る子どもでした。
この時にM君のお母さんが
なんと声をかけたと思いますか。
前に進まれへんのやったら
後ろにやったら進めるん、と尋ねたそうです。
この時M君は、後ろやったら大丈夫、
と言って2階の自室に戻り
そのままベッドに直行したそうです。
M君のお母さんは、後ろに戻れて良かったね、
と声をかけてその日は学校を休ませたそうです。
欠席連絡を受けた先生は大慌てだったそうです。
心配した学校の先生からは
放課後にも改めて様子を伺う電話がありました。
先生の心配とは裏腹にM君のお母さんは、
ご飯は食べているので大丈夫だと思います、
と落ち着き払った対応をしたそうです。
M男くんは、小さい時から
特に食については強い関心のある子でした。
生まれて初めての授乳でも
助産師さんを驚かせる量のミルクを飲んだとか。
歯が生える前の歯茎で
唐揚げをムシャムシャと
美味しそうに食べていたとか。
そんな逸話に枚挙にいとまがない子どもでした。
それだけにM君のお母さんがしたことは、
彼が喜びそうなご飯を用意して
黙って見守ることでした。
ただM君のお母さん曰く、
いつかどこかで
こういうことがある予感はしていた、そうです。
というのも、
小さい時から何故か周りからの信望が厚く、
自分は前に出たがらない性格なのに
リーダーとして期待されることが多かったからです。
これまでも時々は周りからのプレッシャーで
癇癪を起こすことがあったようです。
M君にとって高2のこの時は、
心の中の何かが限界を超えたのでしょう。
ただお母さんのこの時の対応が功を奏したのか、
M君はその後もしばらくは
断続的に休むことはあるものの、
べったりと不登校になったり鬱になることはなかったようです。
しかしこの時以降、
今まで頑張っていた勉強には手がつかず、
家庭学習はほとんどしていなかったそうです。
そんな状態のM君を両親はただ黙って
子どもを信じて待っていたようです。
さすがに高3の夏の終わりには
ある程度進路を決めないといけないので
その時にどうするのか自分で決めるように
両親は促しました。
なぜかM君は高校進学の時も
将来どうしたいのか親に尋ねられた時に、
漁師になりたい、と言っていました。
M君は自分で、漁師になるために
必要な知識を身に付けられる水産大学校を選び、
高2の冬までの貯金を活かしてそこに進学しました。
その後M君は大学校を卒業し、
さらに一年の専門課程を終えて
今は元気に漁師として働いているそうです。
誰よりも子どものことを理解しているのは、
お腹にその子を宿し
小さい時から大切に育ててきたお母さんです。
本当に今その子に必要なことを用意して
信じて待つことができれば、
子どもはおのずと道を開いていくのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
執筆者 ouchijuken | 1月 6, 2022 | エニアグラム
こんにちは!
コーチのみやこです。
新しい年が始まりましたね。
カレンダーが新しくなるだけじゃない?と思いつつ、
やはり年明けを迎える時は何だか背筋が伸びて、
違ったことに挑戦したくなるような気がしてしまいます。
今年はどんな一年にしようかな…
その前に去年の振り返りをしてみようと思い
年末に手帳をめくってみたら、
書き留めておいたある言葉がみつかりました。
『子どもは対等の存在である』
この言葉、今では私の宝物です。
言うこときかないこどもにイラッとしたり、
そのイライラをついガミガミ叱ることで
子どもにぶつけてしまったことありませんか?
あるいは良かれと思って
いろいろ手を出したり口を出したり
先回りして面倒みたり、
たくさんやってました私も。
ここでちょっと対象を変えて想像してみて下さい。
例えば相手が自分の友人だったとしたら、
いきなり怒り出したり手を出したりしませんよね?
少なくとも、
やっていい?とか、
それこうしたらうまくいくんじゃない?
などと事前に確認するとかしませんか?
それなのに相手が自分の子どもになると
途端にそうした対応が出来なくなるのはなぜでしょう?
ここで先程のことば、
『子どもは対等の存在』
を思い出してみて下さい。
これは子どもと接する人の
大前提の姿勢について表してます。
ガミガミ叱るのも先回りしてしまうのも、
根っこにはもちろん愛情があるから。
大切な存在だから、注意したり守りたくなる。
私は経験があるから私の言った通りにしなさい、
しんどい思いしないで済むような道に進んでほしいし、
何より私はあなたの親なんだから!などなど、
相手のためと思ってのあれやこれや。
でもこれって対等な相手にすることかしら?
もしかして私、
ちょっと上から目線で
子どもたちに接していたんじゃない?
それを気付かせてくれたのが、
あの言葉でした!
子どもには、自分で選んだり、失敗して学んだり、
悔しい思いをした結果
そこから立ち上がる力がついたり、
そんな経験をする権利があると思うんです。
私達は共感して見守る。
子どもたちの経験するチャンスを奪わず、
でも失敗したり辛い時は
そばにいて一緒に受け止める。
あなたは何にだってなれるよ、
何だって出来るよ、と信じる。
でも、頭ではわかっていても
長年染み付いてしまった思考を変えるのは
本当に難しいですね。
だから書き留めておいて時々見返していましたが、
年末また目にした時に
改めて自分のスタート地点を確認する
良い機会になりました。
子どもにはしょっちゅう、
テストの振り返りしなさーい
なんて言ってますけどね^^;
自分も折に触れ、我が身を振り返らねば!
最後までお読み下さりありがとうございました。
執筆者 ouchijuken | 12月 29, 2021 | エニアグラム
こんにちは!
おうち受験コーチングの陽平コーチです!
陽平コーチのご紹介はこちら↓
https://jukencoaching.com/about_yamamoto
これからの子どもたちが
社会に貢献するために
必要な力は何だと思いますか?
学歴??
運動能力??
特殊な能力??
確かに数字で表現する
「結果」は
とても大事だと
思います!
しかし、それよりも
この情報がたくさん
飛び交うこの現代社会では
「自分で選択できる力」
これが大事なのではないかと
私はそう思います!
どんな情報が正しくて
何を信じて生きていけばいいかは
先生たちには分かりません!
僕も教えてほしいくらいです・・・
テストの点数が高いといい
運動能力が高いからいい
ということは決してありません。
むしろ情報を自分のものにして
賢く生きる方が社会に貢献できます!
だから子どもたちにちは
「自分の選択した行動に責任を持つ」
ことを理解してほしいです。
私は勉強も運動も高い結果を
残してきましたが、
それだけでは社会に価値を
提供することができませんでした。
誰の何のための
お役立ちになれるかは
「情報」がとても大事です!
そのためにはまず、
失敗してもいいので
自分が選択した道は
最後までチャレンジして
思い切りやり切ってください。
その経験が必ず
社会貢献できます!
さぁ!
「選択する力」を
養っていきましょう!
また次回もお楽しみ!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
執筆者 ouchijuken | 12月 13, 2021 | エニアグラム
こんにちは。
おうち受験コーチング認定コーチのけいかです。
お子さんの国語の成績が上がらないとお悩みの皆さん。
国語の成績ってはすぐには上がりませんよね。
特に読解力。
本当に悩ましいところだと思います。
今日はこの読解力について考えていきたいと思います。
お読みいただいてる方の中には、
『国語なんて勉強した覚えない。
どうせ日本語だから、ノー勉でも
そこそこ点数が取れたよ。』
とおっしゃる方もいると思います。
つまり、それは日本語力の土台がある方ですね。
長文読解をする上で、
ある程度のテクニックは必要です。
聞かれ方のパターン、
答え方のパターン、
文章構成のパターン、
知って慣れておくと
大きく得点を伸ばすことができますね。
ですが、テクニックを知るだけではダメです。
その前に
日本語力そのものが備わっていることが大前提。
日本語の力。
例えば、語彙力、文法の知識、論理的な思考力など。
つまり日本語を上手に使う力です。
この土台がないままに、
一生懸命テクニックを身に付けたとしても、
それは地盤の基礎工事なしに
柱を立てるようなものです。
国語の成績を考える上で、まずは、
この読解力と日本語力は
わけて考えていただきたいと思います。
読解力(=読解のテクニック)は
塾で専門の先生に習うのも悪くはないでしょう。
良質な問題集を選べば家でもできますが。
しかし、この日本語力。
これは塾に行ったり個人指導を受けたりして
突然身につくものではありません。
家庭の教育力を濃く反映する部分かと思います。
また家庭教育の中で
一番やりがいのある分野ではないかとも思っています。
親が豊富な語彙力と表現力で
普段から正しい日本語を話してあげる、
読書習慣の定着、
そして、
わからない言葉が出てきたら辞書をひく習慣。
調べてみる習慣。
(最初は親が率先して調べてあげましょう。)
毎日の積み重ねに勝るものはありません。
言葉を身に着ければ、難しい話題にもついていけます。
言葉がわからなければ、
読む段階で脳に負担がかかりますので
簡単な構造の文章も
読み違えてしまうリスクが高まります。
英語が上手な人いるように、
日本語が上手な子を育てるつもりで
取り組んでいただきたいと思います。
テクニックの勉強はそのあと。
しっかり日本語力を身に着ければ、
テクニックなんてちょっと習うだけで
あっという間に吸収できます。
その前にテクニックなんて習わなくても
読んでいるうちにパターンが見えてくる
お子さんも多いですね、
つまりノー勉でもそこそこいける人になれるのです。
おうち受験では、
読解力を身に着けさせるためのメソッドを掘り下げ
日本語力をつける家庭教育についても
お伝えしております。
詳細を知りたい方は
講座で学ばれるのもよいかと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
執筆者 ouchijuken | 12月 9, 2021 | エニアグラム, コーチのブログ, 未分類
おうち受験コーチング認定コーチのあかねです。
いかがお過ごしでしょうか?
あかねコーチのプロフィールはこちら
↓↓↓
https://jukencoaching.com/about_furuta/
毎年この時期になると、
子供の頃に家族である施設にいったのを思い出します。
そこでは、バンガローに一泊滞在し、
『家族でどれくらい電気を節約できるか』
といったエコ体験がありました。
その晩、私の家族の他に5家族ほど宿泊しており、
翌日に結果がフロントテレビに映し出されるんです。
我が家の結果は‥
ダントツのワースト1位!
そんなつもりは無かったのですが、
他のご家族の群を抜いて、
エコとは程遠い数値を記録しておりました。
みんなが頑張ってる中、
宿泊を満喫してしまっていた私達は、
苦笑いをするしかありません。
これが私が見える化の恐ろしさを体験した
最初の思い出なんです(笑)
『見える化』‥‥
苦い思い出として話をしてしまいましたが
みなさんもご存知の通り
本来、『見える化』にはメリットが沢山あります!
よくお子さんが部屋に入ってしまって
どれくらい勉強してるかわからない
という声をよく聞きます。
そして、ついイライラや不安がつのり
『もう宿題やったの?』
『大丈夫なの!?』
と声をかけがちですよね。
お子さんが計画表をたてて、
できたところをチェックする
そんな見える化ができれば
どのくらい進んでるか
お母さんも見てわかるので、
『8割できてるね!』
『5割だから、もう少し頑張ろうか』
そんな落ち着いた声かけができると思うんです。
『見える化』を利用すると
お子さんが勉強を進めやすくなったり
達成感を得たりすることができるだけでなく
お母さんはイライラ、不安から
解放され、より冷静に
お子さんと向き合うことができるでしょう。
見える化は心の安定剤とも言えるかもしれませんね。
最後までお読みくださりありがとうございました。
またお会いしましょう!
執筆者 ouchijuken | 11月 27, 2021 | エニアグラム
はじめまして。
コーチのすみこです。
すみこコーチのご紹介はこちら↓
https://jukencoaching.com/about_watanabe/
中学受験の小5の女の子の
母親です。
私は高齢出産で不妊治療を経て
子どもを授かりました。
妊娠しただけで奇跡だと思い、
生まれただけで100点満点だと
思っていました。
それが、中学受験の塾に
通いだしてから、気持ちが
変わってきました。
なんで成績があがらないの?
なんで勉強しないの?
なんで? なんで?
こんな気持ちで子供に
接していると逆効果です。
なんとなくイライラ、
テストのたびに一喜一憂…
娘への声掛けも、
ダメとはわかっていながら、
「勉強しなさい」
「いつになったらやるの」
と、ヒステリックな
感じになっていました。
なかなか成績も上がりません。
そんなときに、
ふとしたきっかけで
鈴木詩織さんのメルマガを登録。
娘のタイプにとっては
苦しい声かけをしていたことに
気づきました。
声かけの仕方、接し方を変えたら
少しずつ成績があがり、
念願の上位クラスに
あがりました。
これはすごい!!
勉強の中身ではなく、
親との関係性や
勉強の取り組み方を変えることで
成績は伸びるんだと感じました。
詩織さんのコーチ養成講座を受講し、
今、知り合いの受験生も指導しています。
やる気がなくなって、
自分史上最低の偏差値をとってきた彼も、
今ではやる気を取り戻し、
自分自身で
自分の弱点を補強できるように
なってきました。
娘は、今でもテスト成績は
上下しますが、
前ほど一喜一憂せず、
親子で状況を確認し、
冷静に対策を立てられるように
なりました。
受験はゴールではなく、
親子で「生きる力」を
鍛えるレッスンだと
考え方が変わりました。
成績が伸び悩んでいる
親御さんには、関わり方を
見直すことをおすすめします。
最後までお読みいただいて
ありがとうございました。